秋になるとよく、スーパーに秋鮭の切り身が並びます。
この秋鮭、
他の鮭とは何か(味・使い方など)違うのでしょうか。
まずは、
いくつかある読み方から紹介いたします。
秋鮭の読み方は
秋鮭の読み方は、調べるといろいろありました。
秋鮭と書いて、
・あきざけ
・あきさけ ←STV(札幌テレビ)で使われる
・あきじゃけ
・しろさけ
と読まれます。
「あきさけ」という読み方は、
STV以外の北海道のテレビ局でも採用されているということです。
道浦俊彦TIME 新・ことば事情 5156「時鮭はザケ?サケ?」へ
鮭の漁獲量が第1位の北海道で使用されている読み方とあって、
「あきさけ」で読んでいる方も多いのではないでしょうか。
「しろさけ」だけなんだか異質ですね。
秋鮭の身の色が、紅鮭より白っぽいことからきていると言われているそうです。
LivedoorNEWS 旬の味覚「秋鮭」の読み方や基礎知識を解説
他、
秋鮭は、別名として「秋味(あきあじ)」とも呼ばれます。
秋鮭とは?
では秋鮭とは、どういった鮭をいうのでしょうか。
秋鮭は、
秋(9~11月)に、産卵のため戻ってくる(主に北海道・東北)鮭のことです。
一般的な鮭の一生をおおまかに追うと、
2)約2カ月で、ふ化する
3)川で育つ
4)翌春の雪解け時期に、川を下って海へ出る
※ベニザケだと、1~2年淡水生活を送るそうです
5)約1~3ヵ月、沿岸部で生活する
6)初夏、北の海へ向かい、回遊する(長旅)
7)生まれてから2~8年後の秋、産卵のため日本に戻ってくる
8)川で息絶える
となりますが、
秋鮭は、
7)の段階で、日本に帰ってくる鮭を
海で捕まえたものです。
秋鮭の特徴としては、
体長約80センチ前後、
成熟がすすんで、赤身の色は薄く、身は脂が少ないこと。
和・洋・中、焼き物・煮物・蒸し物‥と、
幅広い料理に使用され、
特に、石狩鍋、鮭のちゃんちゃん焼きは、
秋鮭を使った北海道の郷土料理として有名です。
他、あら汁、炊き込みご飯の具としても
鮭の旨みが出て美味しい料理になります。
ちなみに、
秋になる前の5~8月、
時期を間違えて北海道に寄って来て獲られてしまう鮭を
ときしらず(ときさけ、ときざけ、ときじゃけ、時鮭)と呼びます。
旬は?
秋鮭の旬は、秋です。
産卵する鮭は、秋に日本へ戻ってくるので
秋となります。
さきほど、「秋味(あきあじ)」と呼ばれると
書きましたが、
秋鮭は、その名の通り、
まさに、秋の味覚のひとつです。
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