賛否ある樹木葬‥選択するときに気を付けることは?

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樹木葬って実際どうなのでしょうか?

亡くなった人を埋葬する方法のひとつに
樹木葬(じゅもくそう)があります。

一般的に、樹木葬とは、
墓石ではなく樹木を墓標とし、木、花、草などのそばに骨を埋める埋葬方法です。
あの世へ旅立つことを、“土に還(かえ)る”と言ったりしますが、
それにより近い形の埋葬方法かと思います。

樹木葬は、一度埋葬すれば、基本的にそのお墓を引き継ぐ後継者を必要とせず
お墓を立てて管理するよりも比較的安価で済む、
わりと新しいタイプの埋葬方法として人気です。

私もいつか利用しそうだなと思うものの、
まだまだ一般的ではなく賛否ある埋葬方法なので、
実際に樹木葬を行った人に話を聞いてきました。

これから樹木葬を行うことを検討している方の参考になればと思います。

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これから樹木葬を探す人へのアドバイス

樹木葬についてお話してくれたのは
60代の女性の方です。

ご主人を亡くされて、お墓をどうしようかと考えたときに
新聞の広告をなどをみて樹木葬にたどり着きました。

なるべく気軽に墓参りしたいものの、
ご主人の田舎は遠く、
また、自分以外にお墓の後継者もできる見込みがないとのことで
千葉県のとある樹木葬の墓地へ、ご主人を埋葬されました。

そして彼女が私に真っ先にアドバイスしたのが、

どこの樹木葬にするか決めるときは
実際に現地(樹木葬の墓地)へ足を運んで、お墓を目で見ること
大事だということです。

その方はご主人を火葬して
骨壺をご自宅に保管し始めた後、
インターネットなどで近くの樹木葬を探し始めました。

何件か候補地を挙げ、
実際に見学してみて一番びっくりしたのは
ネットで見ていた写真のイメージと、様子・印象が結構違うことです。

どういうことかというと、
シンボルとなる樹木が、写真でみると大きく見えて、
いかにも自然に寄り添う形の埋葬方法のように感じたのが、
実際に見てみると、その樹木は自分の背丈の半分くらいの小さい木だったのです。

もちろん掲載されていた写真に偽りはありませんが
何か比較するものが写っていないと、縮尺の感覚はわからないものです。

また、樹木葬というからには、
土、地面に近い場所に埋葬されているかと思いきや、
実際は、1メートル近くの高さまで新たに土を盛ってから
それをコンクリートで囲って
骨を埋める区画を作っている樹木葬もあったとのこと。

人工的に作った1メートル高い囲いの上で育つ樹木に、
彼女は少し違和感を覚えたようです。

その樹木葬の方法が悪いわけではありませんが、
写真が上の方だけ映ってしまっていると確かに、その状態はわかりません。

墓地の広さ、全体の規模、
ぱっと見の印象は、ぜひ実際の目で見て確認してください。

金銭面、埋葬方法などに細かい違いを確認すべき

もうひとつアドバイスいただいたのが、
実際に現地(樹木葬の墓地)へ足を運んだときに、
管理者の方に説明をしっかり聞くことも大事だったとのことです。

樹木葬は比較的新しいタイプの埋葬方法のためか、
管理している所によって、細かいことが結構違うことがあります。

樹木葬とうたっていても、
どこに骨を埋めたかわかるようになっているところや、
まったくわからないところ、

一度埋葬したら完全放置されているところ、
ある程度管理されているところなどなど、

その場所によってまちまちで、
「樹木葬だから、こうだ」という明確なルールは少ないように思います。

パンフレットや広告だけではわからないことも結構あり、

例えば

・実際のお墓(区画)の料金
  例として“1区画30万円~個別(家別)に埋葬できる”となっていた場合、
  実際に依頼する骨を埋葬できる区画(場所)によって
  30万円のところや50万円、80万円と、値段に差が出てきます。
  同じ墓地の中でもシンボルとなる樹木、観音様の像、
  参拝できるところの近く(奥の方は、見えるが足を踏み入れられないなど)は
  金額が高い傾向があり、安い方は早々に売り切れていたりしています。

・追加料金
  区画自体は30万円で購入できても、
  埋葬の作業費用、骨壺費用として別途いくらか払わなければならなかったり、
  お寺が管理していると、
  埋葬時のときだけは法要の費用が必要なこともあります。
  また、別に石碑(家名を入れる)の費用が必要なこともあります。

・遺骨埋葬方法
  例えば、埋葬時は他の家とは個別の区画に骨壺を埋葬できても、
  約50年経過後は区画に埋葬した骨壺から骨を取り出し、
  合祀(ごうし、他の方と一緒の場所へ埋葬)となることも多いです。
  また、お骨を骨壺に入れず、
  そのまま土に埋める方法をとるところもありますが、
  その場合は万が一樹木葬から一般的なお墓へ改葬したいと思っても
  当然できません。
  埋葬当日の流れについてもしっかり聞いておくと
  将来を含め全体的なイメージがつかみやすいのでは。

などです。

樹木葬にしたことでのメリット、デメリット

樹木葬にして良かったことは、
誰かしらが、だいたい墓地に花を添えてくれていることだとのことです。

彼女が選んだ樹木葬のお墓は、
家ごとに個別に埋葬したところに、小さい石碑(家名入り)が置かれるタイプでした。
線香やお花をあげられるところは合同で、
そこの樹木葬全体で1カ所のみとなっています。

だからこそ、自分が頻繁にお墓に行けなくても
たまに手を合わせに行ったときには、
お墓に枯れていない花が供えられていることが
多いのだとか。お墓自体も荒れていません。

彼女が決めた墓地に、同じように埋葬した方の中のどなたかが、
そんなふうに、できるときに手を合わせてくれているので
故人の寂しさも和らいでいる気がするそうです。

デメリットとしては、
樹木葬に多少抵抗がある親族への説明についてでした。
理解してもらうまで少し時間がかかり、
多少面倒だったとのこと。

今回選んだ樹木葬の参拝スタイル
(自分の家の石碑を確認し、お線香や花をあげることができる)が、
お墓を立てるのとあまり変わらないこともあり、
実際に見てもらうことで親族の方も納得されたようです。

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