三保松原 羽衣伝説とは

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三保松原には羽衣伝説があります。

羽衣伝説(はごろもでんせつ)は、

・滋賀県長浜市の余呉湖を舞台としたもの
・京都府京丹後市峰山町を舞台としたもの

などなど
日本の全国各地に存在する伝説として語り継がれていますが、
静岡県静岡市の三保松原(みほのまつばら)の羽衣伝説が
最も有名であると言われています。

三保松原(みほのまつばら)の羽衣伝説

三保松原に伝わる羽衣伝説の概要は次の通りです。


昔々、三保松原に漁夫の伯梁がいました。

伯梁が浜に出かけたある日、
松の枝に美しい衣がかかっているのを見つけました。

それを持ち帰ろうとすると、
天女が現れて言ったのです。

「それは私の羽衣です。どうか、返して下さい。」と。

しかし、伯梁はそれを国の宝にしようと思って返しません。
すると天女は、

「その羽衣が無いと、天に帰ることができないのです。」

と言って、涙を見せました。

それを見た伯梁は、
天人の舞を見せることを条件に羽衣を返すことにしました。

天女は喜んで三保の春景色の中、
羽衣をまとって舞を見せ、やがて空高く天に消えて行ったのです。

この羽衣伝説に登場する、
天女の衣がかかっていたとされる1本の松は、
世代交代をしながら
三保松原の「羽衣の松」として今も人々に親しまれています。

羽衣の松の場所

羽衣伝説に登場する「羽衣の松」は、
樹齢650年に及ぶクロマツで、

JR清水駅から
「東海大学三保水族館行き」のバスにのって(約25分・9km)「三保松原入口」で下車後、
徒歩10分の場所にあります。

下記地図のA地点が
羽衣の松の場所です。

地図の拡大・縮小は地図内の“+・-”ボタンで操作できます。


大きな地図で見る

この辺りは、“松原”という名前の通り、
海岸線には5万本以上の松があります。

毎年10月の羽衣まつりでは、
「羽衣の松」の前で
「三保羽衣薪能」が上演されることでも有名です。

三保の松原が一時的に富士山の世界遺産登録の除外条件になった理由

2013年6月22日、“富士山―信仰の対象と芸術の源泉”が
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されました。

三保松原は、

かつて歌川広重が『富士三十六景』に
「駿河三保の松原」として描くなど、
富士山の名勝の地としても有名で、

富士山の世界遺産構成資産の一覧に加えられていますが、
ユネスコの諮問機関からは
一時、三保松原を除外するよう勧告がありました。

理由は、


・富士山から45キロ離れていて、山の一部ではないと見なすこと
・人工物(消波ブロックなど)が、景観を損ねていること

の2点だったそうです。

除外勧告を受けたものの、
富士山は三保松原を含めた形で世界遺産登録されましたが、

特に三保松原からの景観については、
人工物を見直すかどうか、又はどう見直すのかを考える、
きっかけにはなったのではないでしょうか。

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