緑のカーテン(グリーンカーテン)作りでは、
きゅうりの栽培も人気があります。
きゅうりは葉も大きめで、
つる性なので緑のカーテンにしやすいのですが、
何と言っても、実をわりとたくさん収穫できるのが利点であり
大きな楽しみのひとつになります。
今回は、緑のカーテンのきゅうりの育て方の注意点・
ポイントなどについてご紹介致します。
きゅうりは病害虫に弱い?
きゅうり栽培は、病害虫の被害にあいやすいと言われています。
特に
・うどんこ病(葉等がうどん粉をかけたように白くなる)
・べと病(葉に褐色の斑点が広がる)
・アブラムシ
が出やすいです。
葉を小まめに観察し、
・うどんこ病やべと病が現れ始めたら、早めにその葉をつみとる、
・アブラムシがいたらそれ以上増えないように虫を駆除する
などの対策が必要となってきますが、
できれば、苗・種を選ぶ段階で、
病害虫に強い品種を選ぶと良いでしょう。
例えば、
「フリーダム」「よしなり」という品種は、
うどんこ病やべと病に強く、
「味さんご」もうどんこ病に強い品種です。
特に「よしなり」は、園芸初心者向きの品種とも言われています。
できれば農薬は使いたくない…
という方も多いでしょうから、ぜひ検討してみて下さい。
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きゅうりの受粉について
きゅうりは、受粉しなくても、雌花は実をつけます。
これを「単為結果」(たんいけっか)というのですが、
一応、雄花もあるのに、
放置していても実がなるなんてちょっと不思議ですね。
自分の手で受粉をしなくて済むので楽かと思いきや、
放っておいて実をつけすぎると、
株全体が弱ってしまう可能性があります。
何がいけないかというと、
緑のカーテンは、葉を茂らせてちゃんと
部屋への日光を遮るまでに育てる必要があるので、
途中で弱ってしまうと、
中途半端なカーテンになってしまう可能性があるのです。
なので、
緑のカーテンとしてつるが育つまでは、
なるべく雌花をつみ取った方が良いでしょう。
緑のカーテンではなくても
はじめの5~6つは摘果・摘花した方が
よりおいしいきゅうりができると言われています。
また、
実が曲がってできるときは、
日光や水・肥料が足りないからなんだとか。
特にきゅうりの実はほとんどが水分だということもあり、
水は小まめにやった方が良いとのことです。
栽培には気を使う植物ですが、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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