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秋の七草とは?春の七草との違いは

秋の七草をご存知でしょうか?

秋の七草とは、
ハギ、オバナ(ススキ)、クズ、ナデシコ、オミナエシ、
フジバカマ、キキョウ(もしくはアサガオ)
の七つをさします。

それに対して、春の七草は
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、
ホトケノザ、スズナ、スズシロ
の七つで、

何となく春と秋の七草は対(つい)になっているような気がしますが、
調べてみると、その性質は少し違っていました。

今回は、春の七草と秋の七草の違いなどについて簡単に説明致します。

秋の七草とは

春の七草といえば

春の七草といえばやはり、1月7日に、
春の七草が入った七草粥を食べる風習が有名でしょうか。

春の七草の「春」は旧暦の春をさしていますが、
それぞれビタミンが豊富で身体に良く、
正月の暴飲暴食から胃を休めるという意味で食す他、

七草粥を食べて、邪気を払い無病息災を願うという意味もあります。

●春の七草


・セリ …鉄・ビタミンC・食物繊維が多く、冷え性や風邪にも効果的。
・ナズナ …たんぱく質・鉄が豊富で貧血にも効果的。血圧を下げる効果も。
・ゴギョウ …ヒトステロール、カリ塩が含まれ、せきやのどの炎症に効果的。
・ハコベラ …栄養豊富な薬草で、整腸作用や口臭予防がある。
・ホトケノザ …食物繊維が豊富。高血圧予防の他、食欲増進効果も。
・スズナ …根に消化酵素ジアスターゼを含み消化促進・解毒効果がある。
・スズシロ …食没繊維が多く便秘解消効果がある。

この風習の由来は、「人日(じんじつ)の節句」(1月7日)として
もともと中国から伝わったもので、
江戸時代のあたりに日本にも広まりました。

秋の七草~春の七草との違い

食べて、邪気払い・無病息災を願う春の七草に対して、
秋の七草は、主に観賞して楽しむ草花として有名です。

春の七草の「春」は旧暦だったのに対し、

季節も、秋分の日(9月23日頃)あたりに咲く草花が多く、
今の私たちでも「秋」と呼ぶ季節に咲く草花がならびます。

春の七草は、中国から来ていますが、
秋の七草は、万葉集(7~8世紀頃の日本最初の歌集)の
山上憶良(やまのうえのおくら)の次の2首の歌が由来とされているそう。


・秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
・萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花

  ※この場合朝貌(朝顔)はキキョウをさしていると言われています。

そして、その万葉集では他の歌人からも
秋の七草のそれぞれの名前がどれもよく詠まれるのに対し、

春の七草が万葉集に出てくるのは、セリだけなんだとか。

●秋の七草


・萩(はぎ)…万葉集では140首以上詠まれている。
・尾花(おばな)…万葉集で多く詠まれる。別名:ススキ。
・葛(くず)… 根からとったでんぷんは葛粉として知られる。
・撫子(なでしこ)…大伴家持が歌に入れてよく詠んだそう。
・女郎花(おみなえし)…万葉集では14首の歌がある。
・藤袴(ふじばかま)…花言葉は「ためらい」。香りが強いのも特徴。
・桔梗(ききょう)… 万葉集に登場する朝顔として登場している。

このように、春の七草は中国から
秋の七草は万葉集から、と発祥が全く違うよう。

また別の由来で、夏の七草・冬の七草があってもきっとおかしくないですね。

ちなみに、「おはぎ」は秋の七草の萩が由来なんだそうですよ。

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