白露は「しらつゆ」「はくろ」の2通りの読み方があります。
一般的に、
「しらつゆ」と読む場合は、
草木などに宿る数滴の露が光るように見えることを指し、
「はくろ」と読む場合は、
二十四節気のひとつを指すことが多いよう。
今回は、「はくろ」と読む「白露」の意味についてご紹介します。
白露(はくろ)とは
白露とは、1年を24つの季節に分けた
二十四節気(にじゅうしせっき)の季節のひとつのことです。
>>二十四節気 一覧
白露の日はいつかというと、だいたい毎年9月8日頃。
※2013年は9月7日で、2014年は9月8日です。
白露の日付のあたりは、ようやく暑さがひいてきたころでしょうか。
また、白露を期間で言う場合は、
次の二十四節気の季節である
秋分(しゅうぶん)の前日までを言うので、
毎年だいたい9月8日頃から9月22日頃までをさします。
※2013年は9月7日~9月22日です。
秋らしい雲も多くなり、
朝晩は涼しいと感じる白露のころ、
大気が冷えると、水蒸気が凝結して
草木の上などに水滴が見られるようになります。
昔は、草木が光る白露(しらつゆ)を帯びると
夏から秋への季節へ移り変わったと判断したそう。
だから、
きっとこの時期の二十四節気の名前に
白露という言葉を使ったのでしょうね。
・草露白(9月7日~11日頃)…草の露が白く光る
・鶺鴒鳴(9月12日~16日頃)…セキレイが鳴く
・玄鳥去(9月17日~21日頃)…つばめが南に去る
の3つ。動植物の様子が説明されています。
このころの旬の花~秋の七草
秋の旬の花を挙げるのには、秋の七草が有名です。
秋の七草とは、
- ハギ
- オバナ(ススキ)
- クズ
- ナデシコ
- オミナエシ
- フジバカマ
- キキョウ(もしくはアサガオ)
の七つ。
1月という、現代の私達が冬と呼ぶ時期に
食べて無病息災を願う春の七草に対して、
秋の七草は、
今の私達でも秋と呼ぶ時期に咲き、
主に観賞して楽しむ草花が並びます。
この7つの草花である由来は、山上憶良(やまのうえのおくら)の
・萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花また藤袴 朝貌の花
※この場合朝貌(朝顔)はキキョウをさしていると言われています。
という2種の歌だとされています。
秋になったらぜひ探して見て下さいね。
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