防虫剤は、臭いが苦手…
という方も多かったのではないでしょうか。
最近は、無臭の防虫剤が市販されています。
衣替えの時期に向けて、
衣類を虫の被害から守るための
無臭の防虫剤・臭いのある防虫剤の特徴について
ご紹介します。
防虫剤 無臭タイプ
数ある防虫剤の種類の中で、
臭いがしない無臭のものは、
エムペントリン・プロフルトリン・フェノトリンなどの
ピレスロイド系の防虫剤です。
【商品一例】
・ミセスロイド(白元)
・ムシューダ(エステー)
・サザン(フマキラー)
・タンスにゴンゴン 無臭(KINCHO)
などなど、
この無臭タイプのものが開発されてからは、
防虫剤の主流と言ってよいほど、人気を集めています。
無臭で臭いが服につかないので、
衣替えで服を取りだした時に、
すぐ着ることもでき、万能のようにも見えますが、
金属のボタンがついた服だと、
黒くなる恐れがあるので避けた方が良いです。
臭いがある防虫剤の特徴
臭いがある防虫剤には、
成分の種類によって、それぞれの特徴があります。
臭いがあるタイプを選ぶ方は、
その特質を活かし、
用途に合わせて使い分けると良いでしょう。
●パラジクロロベンゼン系
効き目が早いのが特徴のパラジクロロベンゼンは、
ウールやシルクなど、
虫のつきやすい素材に適しています。
【商品一例】
・パラゾール(白元)
・ニューネオパラ(エステー)
●ナフタレン系
効き目が長い間続くのが特徴のナフタレン系は、
フォーマルウェアなどの
使用頻度が少ないものの保存に向いています。
雛人形や標本にも適しています。
【商品一例】
・わらべ(白元)
・ネオパース(エステー)
●樟脳(しょうのう)
クスノキ由来の成分である樟脳(しょうのう)は、香りも穏やかで
特に和服の保存に適しています。
【商品一例】
・きものしょうのう(白元)
有臭タイプを使ってついてしまった臭いは、
喚起に気をつけながら1日・日陰干ししたり、
脱臭剤と服を、お互いくっつけないように
半日一緒にポリ袋に入れるなどして、
臭いをとるのが一般的です。
防虫剤を使う時の注意点
防虫剤を使う時の注意点として
特に覚えておいておいた方が良いのが、
違う種類の防虫剤を併用することは
基本的に避けた方が良いということです。
無臭タイプであるピレスロイド系のものは、
別の種類のものと併用してもOKのものも多いですが、
臭いがあるタイプどうしだと、
一方の成分がもう片方に染みて、
衣類にしみがついてしまう原因となってしまいます。
今後、より効く新しい成分が開発されていくと思いますが、
直接触れたりすると危ないものもありますので、
防虫剤を使うときは、
商品の使用方法を読んで守ることが大事ですね。
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