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葉水とは?冬はどうする?注意点は…

 
葉水という水やりの仕方があります。
 
読み方は、「はみず」。
  
葉水(はみず)は、鉢植えや観葉植物、盆栽の、
葉の部分に水をかけることをいいます。
 
主に、霧吹きやハスロを使って行います。

 ※ハスロ:小さな穴があいていて、じょうろなどの先につけるもの
 ※ちなみに、根水(ねみず)という言葉もありますが、
  根水は根の部分に水をかける方法のことをいいます。
  
葉水は、暑くなる夏はもちろん、
乾燥するにもした方が良いとのことですが、
 
では、
 
葉水はなぜ行うのでしょうか。
 
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葉水をする理由

植物の温度上昇を抑えるため

 
夏、植物は、高温になりすぎると枯れてしまいます。
 
葉水を行う理由のひとつは、
夏、植物自身を冷やす(温度上昇を抑える)ためです。
  

植物は、自身を冷やす手立てとして、
蒸散作用というものがあります。
  
どういうものかというと、
 
葉(気孔など)から自身の水分を
大気中へ水蒸気として放出するのです(蒸散)。
  
植物内の水を水蒸気に変化させるには、
周囲の熱エネルギー(気化熱)を奪わなければならなりません。
その、周囲の熱エネルギーが蒸散に使われた分、
熱エネルギーのあった周囲の温度が下がり、
結果的に、植物の温度を下げていきます。
  
ちょっとややこしいですが、
人間の汗・打ち水による気化熱の原理と同じです。
  
ただ、蒸散により温度を下げるのも、
植物にとって限界があるので、
  
葉に霧状の水を噴霧する葉水をすることで、
それを手助けし、
(葉水の水分も気化熱により、葉のまわりを冷やします)
蒸散量を抑えることができるのです。
  

湿度調整・乾燥防止のため

 
植物は、乾燥が原因で枯れることもあります。
  
植物の種類によりますが、
植物は、葉っぱからも水分を吸収しますので、
暖房などで乾燥しやすい冬などは特に、
水分補給を助けるために葉水を行います。
  
根量を減らしてしまう植え替え直後も、
葉水が効きます。
  
葉水をすることで、湿度を調整し、
蒸散量を抑えることで、
生育をうながすことができるからです。
 

ほこり除去のため

 
水をかけることで、
ごみや、ほこりを取り除く(流す)ことにもつながります。
 

ハダニ退治のため

 
害虫であるハダニは、
乾燥した状況で、発生しやすくなります。
  
ハダニは水を嫌がるので、
もしハダニを発見したら、葉水をすることで
ハダニ退治につながります。
  
ハダニ予防に葉水をするときには、
葉の裏にかけるのが有効です。
 

葉水を行うときの注意点

 
葉水をする上で注意する点があります。
  
ひとつめは、
 
植物によって、花や葉っぱに
水をかけてはいけないものがあるということです。
  
例えば、
 
セントポーリアは、
葉水をしない方が良いのは覚えておきましょう。
 
暑い時に葉に水がかかると、
リングスポット(シミのような葉の褐変)ができる原因になるからです。
  
シクラメンなど、
花弁がやわらかい植物も、
花に水がかかるとシミのように変色することがあり、
それがすすむと、カビが発生してしまうことも…。
  
 ※これらに、水やりをするときは、
  株の部分を手で抑え、土に直接行います。
  
あとは、
 
これも植物にもよりますが、
水を噴霧しすぎないことが重要になることがあります。
  
水が溜まるまで水を噴霧してしまうと、
逆に植物の活動が制限され、組織を痛めてしまい、
弱らせてしまうことがあるからです。
  

このように、育てる植物によって葉水が
効果的ではないことがあるので、注意が必要です。

 

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コメント

  1. さとうなお より:

    園芸店で働き始めました。母の日のカーネーションやアジサイの完全にラッピング済のものへの水やりが難しく悩んでいます。
    普段通りにあげるとビニール包装に水がたまるので良くないと思い、ベテランさんがやっているのをまねして同じ量くらいに少なめにあたえました。
    翌日の昼間に、水が入ってない!と怒られました。
    普通は受け皿に水をためてはダメだと思うので水やりの量が難しく困っています。
    ホームセンターで何百鉢もあるのでラッピングをはずして水やりはできる状況ではないです。
    ベテランの方は、それらに毎日水やりをしています。

    • こつやり より:

      >さとうなおさん

      コメントありがとうございます。
      園芸店でのお仕事、とても素敵ですね。母の日に向けてとても忙しい時期でしょう‥お疲れ様です。

      さて、ご質問に関して調べてみたのですが、
      残念ながら満足のいく答えを見つけることができませんでした。
      実を申しますと、私も園芸に関してはまだまだ勉強中で、知っていることしか知らず、
      知識にも偏りがある状態です。申し訳ございません。

      水やりも天気や気温で調整しなければならず、
      ましてやラッピング後となると悩むところですよね。

      代わりといっては何ですが、園芸相談ができるサイトや場所をお伝えさせて頂きます。

      ●全国 緑の相談所一覧
      https://www.shuminoengei.jp/?a=page_s_qa_consult_list
      ↑例えば神奈川県立フラワーセンター大船植物園では、
       来園や、インターネットで園芸相談ができるそうです。
       (http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f598/p7181.html)

      ●園芸相談センター
      http://engeisoudan.com/
      ↑園芸相談掲示板がありました。

      このたびは、来訪ありがとうございました。

                       管理人(こつやり)

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