ほおずき市の由来とは

東京・浅草寺のほおずき市の由来についてご紹介いたします。

ほおずき市とは

浅草寺のほおずき市は、
毎年、7月9・10日に行われています。

7月9・10日という日付で開催日が固定されていますので、
必ずしも土日祝日の開催ではありません。

それでも境内に約100軒のほおずきの露店が並び、
初夏の風物詩のひとつとして、
40万人を超えるの参拝客でにぎわいます。

ほおずきは、“がく”の部分が果実を包んだ
袋状になったオレンジの姿を思い浮かべる方が多いと思いますが、

(↑リンク先:楽天市場)

その姿になる前には白っぽい花が咲くのを知っていますでしょうか。

ほおずきの花が咲くのはだいたい6~7月頃で、
開花時期、又は過ぎた頃にあわせて、
浅草寺だけではなく、全国各地でほおずき市が開催されています。

浅草寺のほおずき市のルーツは、愛宕神社

浅草寺のほおずき市は、
もともとは愛宕(あたご)神社の、いわれに由来しています。

愛宕(あたご)神社は、東京都港区の愛宕山の山頂にある神社。
江戸に幕府を開いた徳川家康公によって、
防火の神様として祀られたのが始まりです。

大火や関東大震災、空襲によって何度か焼失したことがあったものの、
再建を果たし、現在は都会の安らぎの場として親しまれているよう。

その、いわれとは
愛宕神社のほおづきは昔、薬草として評判だったというもの。

今は、ほおずきは、観賞用として販売されているものが多いですが、
昔は愛宕神社の境内で自生していたほおずきについて、

“ほおずきを水で鵜呑(うの)みにすると、大人は癪(しゃく)
 を切り、子どもは虫の気を去る”

と、言われていたのです。

現在でも愛宕神社では、
6月の後半に「千日詣り ほおづき縁日」が行われています。

当時、その愛宕神社の縁日を“四万六千日”と呼んでいたものが、

やがて

四万六千日といえば、浅草寺”と言われるようになり、

浅草寺境内にもほおづき市が立つようになったとのことです。

四万六千日とは

四万六千日(しまんろくせんにち)とは、
主に浅草寺での7月9・10日の参拝のこと。

その日に参拝すると、
4万6000日(約126年分)参拝したのと同じ御利益があるとされています。

このように
1日の参拝で、100日や1000日分の参拝になる日を
「功徳日」(くどくび)と言うそう。

今まで、あまりお寺の参拝に熱心では無かった方も、

この「功徳日」というチャンスを狙って、
御利益の挽回を計るのも良いかもしれませんね。

 
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