アニサキスによる食中毒が増えています。
加熱や冷凍に効果はあるのかなど、
どんな症状が出てどんな予防方法があるのか簡単にご紹介致します。
アニサキスとは?その食中毒症状とは
アニサキスとは食中毒の原因になる寄生虫です。
サバ・イカ・アジ・イワシ等魚介類に寄生している場合が多く、
これらを特に生の状態で食したとき(刺身でなど)に、
アニサキスを一緒に飲みこんでしまうという場合に
食中毒の危険があります。
魚に寄生している生きたアニサキスを飲み込んでしまうと、
アニサキスはまれに人の胃腸壁・腸壁に侵入し
それを食い破ろうとするので、
飲み込んで数時間で
みぞおちあたりの激しい腹痛、吐き気・
おう吐、じんんましんなどの食中毒症状を引き起こします。
それはかなりつらいものだそう。
こういった症状が出たら、病院にいって診断を受ける必要があります。
アニサキスによる食中毒の予防
アニサキスの予防方法としては、
・目視で取り除く
・中心部まで加熱
・冷凍(マイナス20℃で48時間以上)
・よく噛む
の4つが一般的です。
中でも、中心部までしっかり加熱するのが
最も効果的と言われています。
魚に寄生している時、
アニサキスは、白又は半透明で細長く、大きさは1~3センチ程度。
動いているのも目で見えますので、
サバ・イカ・サンマなどを生食するときは、
目視でも確認するのが良いでしょう。
(ワサビ・酢ではアニサキスは死なないのでシメサバも注意です。)
よく噛むと良いというのは、
傷つくとアニサキスは死ぬからなんだそうです。
冷凍で予防する方法として、
気をつけなければいけないのは、
家庭用の冷凍庫では死滅効果が望めない事が多いということです。
なぜなら、
冷凍でアニサキスを死滅させて予防する方法は、
中心までしっかり凍らせなければならず、
家庭用の冷凍庫では冷凍能力が足りない場合があるからです。
(家庭用は冷えてもだいたいマイナス18℃程度なので、
48時間では中心まで冷凍できない可能性がある)
よく開け閉めもして温度を下げやすいでしょう。
アニサキスは新鮮な魚ほど危険と言われています。
冷凍魚は冷凍しているのでわりと安心と言って良いですが、
市場直送などの新鮮な魚だと、冷凍などの処理がされないので
より注意が必要だということですね。
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