年々増加するゲリラ豪雨。
とても天気が良かったのに
急に空が暗くなって雷が鳴りだし、
さらに大粒の雨が急に降ってきたりして‥
ひやっとした経験が私にもあります。
ゲリラ豪雨(ごうう)の対策として、
ゲリラ豪雨の予測情報はどうやって手に入れれば良いのでしょうか。
ゲリラ豪雨とは その原因は
そもそもゲリラ豪雨とは、まるで奇襲のように
しかも局所的(狭い限られた地域)に降る短時間の大雨を言います。
ゲリラ豪雨の原因は、
積乱雲(せきらんうん)の急激な発達によるものなんだそう。
積乱雲が成長する様子を撮影した動画(早送り)が
YouTubeにあったので紹介させていただきます↓
積乱雲はどのように発生するかとういうと、
特に夏、地上近くの空気が暖かく湿った状態になり
上昇気流が起こりやすくなることから始まります。
暖かい空気が上昇気流によって
気温の低い上空に運ばれると、
空気中の水蒸気がどんどん凝結して雲ができるのです。
そしてあのもくもくと立ち上ったような雲ができあがります。
その後、水蒸気は雨等となって重たくなり、
雲の中で下降気流が発生すると
上昇気流が運ぶものと下降気流が運ぶものとの摩擦(による静電気)で雷を作り、
下降気流によって雲の底にたまった雨の元になる空気が
一気に地上に流れ出し、激しい雨も降らせるのだということです。
ヒートアイランド現象(都市部、アスファルト等の熱で気温が目立ってあがる)で
都市部では上昇気流が発生しやすく、
ゲリラ豪雨も起こりやすいといわれています。
ゲリラ豪雨の予測情報チェックの仕方
夏のゲリラ豪雨が、いつごろ自分のところにおこりそうか予測するには、
自分で情報をチェックする必要があります。
まずは、前日または当日の朝に天気予報をチェック。
「ところによりにわか雨」
「大気の状態が不安定」
「雷を伴う」
「竜巻などの激しい突風」
これらの言葉が聞かれるようなら、その日は
ゲリラ豪雨の可能性があるので、注意が必要と考えられます。
その日、外出先では、
携帯電話などでインターネットを利用して
リアルタイムで雨雲の動きを更新・予測しているサイトを
チェックするのが有効です。
●雨雲のリアルタイム情報
雨雲が今どこで発生しているのか、
自分の居場所に近づいていないかチェックしましょう。
インターネットが使えない時は特に、
空の様子を注視するのが得策。
・近く・または遠くで雷の音が鳴り出した
・空が急に暗くなった
・真っ黒な雲が近づいてきた
・冷たい風を急に感じるようになった
これらが、ひとつでも該当すると
今自分が居る場所でゲリラ豪雨が起こる可能性があります。
予兆ととらえて、身を守る行動をおすすめします。
ゲリラ豪雨対策
ゲリラ豪雨の被害には、
・がけ崩れ(建物が傾斜地にある場合など)
・車の水没
・落雷
・河川の急激な増水
・停電
などがあります。
・家(屋内)への浸水を防ぐために、
入口や風呂場の排水口に土のう・水のうを積みあげる
・地下をなるべく避ける
・川に近づかない
・建物の2階への避難
・車で立体交差のアンダーパスに入らない
・落雷を避けるため、建物に入る
と、それぞれの状況に応じた対策を行いましょう。
必要なのは、早めの行動です。
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