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土用の期間は

土用の期間は、必ず1度に18日間あります。

一般的に「土用」の期間と言えば、立秋前の18日間である
毎年7月19日頃(土用の入り)から8月6日頃までの夏の土用を指しますが、

実は「土用」は年に4回あり、

立春(りっしゅん)、立夏(りっか)、
立秋(りっしゅう)、立冬(りっとう)、

それぞれ直前の18日間を指します。

立春、立夏、立秋、立冬は、二十四節気なので、毎年日付が変わります。

詳しくは二十四節気とは 雑節とはをご確認ください。

では、そもそも「土用」とは何か、
「土用の丑の日」とはについて説明いたします。


なぜ土用と言うのか

なぜ「土用」と言うのか、
それは古代中国の陰陽五行説に由来します。

陰陽五行説は、
万物を、木、火、土、金、水(もく、か、ど、ごん、すい)の5種類に
当てはめて考える考え方です。

「五臓六腑」(ごぞうろっぷ)という言い方をしますが、
「五臓」も、陰陽五行説の元のひとつである五行思想から来ていて、
木は肝臓、火は心臓、土は脾臓、金は肺臓、水は腎臓と
当てはめて考えられた事が元になっています。

ちなみに、「六腑」とは、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(リンパ管)です。

しかし、その5種類を季節に当てはめると
木は春、火は夏、金は秋、水は冬となりますが、
土だけ余ってしまうのです。

では、余った「土」をどうしたかというと、
『土は4つ季節の変わり目(=立春・立夏・立秋・立冬の前18日間)である』
ということにしました。

これが、「土用」が1年に4回ある理由にもなります。

そして「土」ではなく、「土用」と呼ばれる訳には諸説あるのですが、

「土」の気が旺(さかん)になる、という意味で、
季節の変わり目の「土」の期間を
もともとは「土旺用事」と呼んでいたそう。

「土旺用事」を省略するようになって、「土用」になったと言われています。

丑の日とは

丑の日の丑(うし)は
十二支(子・・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の丑です。

カレンダーに、
「丙子」「丙申」「庚子」「丁亥」「庚戌」などの文字が
書かれているものを見たことはないでしょうか。

これは、すべての日に配置されているもので、
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類(前半)と、
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類(後半)が
組み合わさった数の数え方です。

全部で60種類あり、1から60まで、
決まった順番通り並んだものが暦の上で繰り返されています。

その中で「乙丑」「己丑」「辛丑」など、
丑の文字が付くものが、丑の日です。

土用は18日間あり、
1回の土用の期間に丑の日は2回あります。

2013年は7月22日と8月3日が土用の丑の日です。

夏の土用の丑の日は、うなぎを食べて精をつけるのが定番ですが、
このことに、
4つある土用の中で、夏だけが一般的になった理由があります。

江戸時代、あるうなぎ屋が
「うなぎが売れない‥」と平賀源内(蘭学者)に相談したところ、

夏の土用の丑の日と、かけあわせて売ることを提案されたのですが、
それが大繁盛で大成功だったのだとか。

それで、夏の土用にうなぎを食べるということが広まり、
夏の土用を気にするようになったと言われているのです。

なんだか、庶民的な理由ですが、
うなぎにはビタミンAやビタミンDが豊富に含まれていて夏バテにも良いということを、
うなぎ屋に相談された平賀源内は、知っていたのかもしれませんね。

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