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七十二候とは?日本の自然を味わう

七十二候とは、1年間を72分割して出来た季節の呼び方です。

四季」とは、1年を4分割して出来た季節の呼び方で、
春・夏・秋・冬という呼び名がありますが、

七十二候」(しちじゅうにこう)では、

動植物の変化や気候の状態が
そのまま季節の呼び名になっていることが多く

季節をより身近に感じるコツとして
毎日の暮らしに取り入れている方も多いよう。

約5日ごとに次の季節に移り変わることで
暮らしにハリを持たせられるというのも人気のひとつです。

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日本の七十二候一覧

七十二候は、古代中国で生まれたもので、
日本に入ってきてからは、
日本の気候に合うように何度か変化しているそうです。

一般的な七十二候一覧は次の通りです。

  • 東風解凍(2月4日~8日頃)…春風が氷を解く
  • 黄鶯睍睆(2月9日~13日頃)…うぐいすが、美しく鳴く
  • 魚上氷(2月14日~18日頃)…湖の薄氷から魚が出てくる
  • 土脉潤起(2月19日~23日頃)…大地が湿り目覚める
  • 霞始靆(2月24日~28日頃)…春霞がたなびきはじめる
  • 草木萠動(3月1日~4日頃)…草木が萌え芽吹く
  • 蟄虫啓戸(3月5日~9日頃)…冬にこもっていた虫が現れる
  • 桃始笑(3月10日~14日頃)…桃の花始める
  • 菜虫化蝶(3月15日~19日頃)…さなぎが蝶になる
  • 雀始巣(3月20日~24日頃)…スズメが巣を作り始める
  • 桜始開(3月25日~29日頃)…桜が咲きはじめる
  • 雷乃発声(3月30日~4月3日頃)…春雷が鳴り始める
  • 玄鳥至(4月4日~8日頃)…つばめがやってくる
  • 鴻雁北(4月9日~13日頃)…雁が北へ帰っていく
  • 虹始見(4月14日~19日頃)…春の雨があがり、虹が出始める
  • 葭始生(4月20日~24日頃)…葦が芽吹くころ
  • 霜止出苗(4月25日~29日頃)…霜が終わり苗が育つ
  • 牡丹華(4月30日~5月4日頃)…牡丹の花が咲く
  • 蛙始鳴(5月5日~9日頃)…カエルが鳴き始める
  • 蚯蚓出(5月10日~14日頃)…ミミズが土から出てくる
  • 竹笋生(5月15日~20日頃)…タケノコが顔を出す
  • 蚕起食桑(5月21日~25日頃)…カイコが桑の葉を食べて育つ
  • 紅花栄(5月26日~30日頃)…紅花がたくさん咲く
  • 麦秋至(5月31日~6月4日頃)…麦が収穫時期になる
  • 螳螂生(6月5日~9日頃)…カマキリが生まれる
  • 腐草為蛍(6月10日~15日頃)…蛍が生まれる
  • 梅子黄(6月16日~20日頃)…梅が熟す
  • 乃東枯(6月21日~25日頃)…夏枯草が枯れたようにみえる
  • 菖蒲華(6月26日~30日頃)…あやめが花開く
  • 半夏生(7月1日~6日頃)…半夏(烏柄杓)が生える
  • 温風至(7月7日~11日頃)…温かい風が出てくる
  • 蓮始開(7月12日~16日頃)…ハスの花が咲きはじめる
  • 鷹乃学習(7月17日~21日頃)…鷹のヒナが飛び方を習う
  • 桐始結花(7月22日~27日頃)…桐が実をつける
  • 土潤溽暑(7月28日~8月1日頃)…蒸し暑くなる
  • 大雨時行(8月2日~6日頃)…たまに夏の大雨が降る
  • 涼風至(8月7日~11日頃)…涼しい風が初めて吹く
  • 寒蝉鳴(8月12日~16日頃)…ひぐらしが鳴くころ
  • 蒙霧升降(8月17日~22日頃)…霧がけむる
  • 綿柎開(8月23日~27日頃)…綿の木のガクが開く
  • 天地始粛(8月28日~9月1日頃)…暑さがしずまり始める
  • 禾乃登(9月2日~6日頃)…が実る
  • 草露白(9月7日~11日頃)…草の露が白く光る
  • 鶺鴒鳴(9月12日~16日頃)…セキレイが鳴く
  • 玄鳥去(9月17日~21日頃)…つばめが南に去る
  • 雷乃収声(9月22日~27日頃)…夕立で雷が鳴らなくなる
  • 蟄虫坏戸(9月28日~10月2日頃)…虫が土にもぐって穴をうさぐ
  • 水始涸(10月3日~7日頃)…田んぼの水を抜く
  • 鴻雁来(10月8日~12日頃)…雁が飛来する
  • 菊花開(10月13日~17日頃)…菊の花が咲く
  • 蟋蟀在戸(10月18日~22日頃)…キリギリスが家の前で鳴く
  • 霜始降(10月23日~27日頃)…がおり始める
  • 霎時施(10月28日~11月1日頃)…時雨が降る
  • 楓蔦黄(11月2日~6日頃)…紅葉する
  • 山茶始開(11月7日~11日頃)…サザンカが咲きはじめる
  • 地始凍(11月12日~16日頃)…地面が凍り始める
  • 金盞香(11月17日~21日頃)…スイセンが香る
  • 虹蔵不見(11月22日~26日頃)…虹を見なくなる
  • 朔風払葉(11月27日~12月1日頃)…風が木の葉を落とす
  • 橘始黄(12月2日~6日頃)…タチバナの実が黄色くなり始める
  • 閉塞成冬(12月7日~11日頃)…寒くなり、冬になる
  • 熊蟄穴(12月12日~15日頃)…が穴にこもる
  • 鱖魚群(12月16日~20日頃)…鮭が群になって川を登る
  • 乃東生(12月21日~25日頃)…うつぼぐさの芽が出る
  • 麋角解(12月26日~30日頃)…鹿のツノが生え変わる
  • 雪下出麦(12月31日~1月4日頃)…雪の下で麦が芽吹く
  • 芹乃栄(1月5日~9日頃)…セリがたくさん生える
  • 水泉動(1月10日~14日頃)…地中の泉が解け始める
  • 雉始雊(1月15日~19日頃)…キジが鳴き始める
  • 款冬華(1月20日~24日頃)…フキが生える
  • 水沢腹堅(1月25日~29日頃)…沢の水が厚くはる
  • 鶏始乳(1月30日~23日頃)…鳥が卵を産む

難しい漢字があって、
ぱっと見はわからない言葉もありますが、

説明文を読むと、特に関東の方は
“そういえば、その頃はだいたいそんな時期だ”と
思いあたる節もあるのではないでしょうか。

昔は農家の人たちが農作業の目安にもしていたそうです。

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