競馬では「返し馬(かえしうま)」という言葉があります。
今回は、返し馬の意味と、
返し馬での馬の見方について調べたので紹介致します。
返し馬の意味とは
返し馬とは、
レースのスタート(発走)時刻の15分くらい前から
コース(馬場)で行われる、
本番直前の、馬のウォーミングアップのことです。
テレビ中継では、
本番10~15分前くらいに、向こう正面に向かって
馬場で快走している出走馬の映像が流れるのをよく見るかと思いますが
その様子が“返し馬”です。
発走まで馬が辿る順番としては、
パドック⇒本馬場入場そのまま返し馬⇒スタート前で待機⇒発走
という流れになるのですが、
返し馬では、馬場でのレース直前の
出走馬の様子を見ることができるので、
返し馬の馬の状態を見てから馬券購入の最終判断を行う方もいます。
(馬券を買う方法によって馬券購入締切り時間は異なるので注意。)
返し馬の見方
返し馬での走り方は馬それぞれ。
すぐにスピードをあげて快走する馬もいれば
リズムよく歩行して調子を整えた後に加速する馬もいます。
返し馬の見方は色々あり、
これが正解と言うものはなさそうですが、
いくつか見るポイントがあったので紹介したいと思います。
・スムーズに加速ができているか
・騎手との折り合いがついているか
(ポイントはいろいろあると思いますが、
スタート前の待機所で、
騎手の指示に従ってすんなり停止できているかも
騎手と息があっているか見るポイントのひとつです。
馬が首を振って騎手を困らせていないかも注意。)
・鞭を入れたかなど、馬のテンションはどうか
(鞭を入れた場合は、馬の気合不足などが考えられます。
テンションの高い低いがレースにどう影響するか
考えるのもおもしろいポイントだなと思います)
・返し馬の時間は長いか短いか、又は返し馬を行ったか
(歩行のみで、加速・駆け足を行わないと、返し馬を行っていないと
みなすようです。返し馬の時間が短い、又は行わないのは
馬の無駄ないれ込みを避けたり体力温存のため等と考えられます。)
馬が落ち着かないなどの理由で、
返し馬で厩務員が付き添っている場合もありますが、
そのあと、ちゃんと返し馬を行えば問題ないという見方をしても良いようです。
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