土壌pH値について、高めが適した植物を栽培する場合、
酸性の土壌を中性よりに調整するために
畑にまくとよいのが石灰です。
では、
石灰をまいた次の年も、その次の年も
畑には石灰を毎年まくべきなのでしょうか。
酸性より(pH5.0、5.5~6程度):ブルーベリー・茶・じゃがいもなど
酸性~中性(pH6.0~6.5、7.0程度):ホウレン草・大麦など
※pH値は、1~14の値まであります(中性:7)が、
酸性に傾きすぎたり、アルカリ性に傾きすぎたりしても生育は悪くなります
石灰は毎年まいた方が良い
結論からいうと、
石灰は、基本、
畑に毎年まいた方が良いようです。
日本の土壌は、もともと
自然のままでは
だいたいがpH4.5~5.5程の酸性から弱酸性です。
そして、
その土壌に石灰をまいて、
中性よりにして、その植物・野菜を育てたとしても、
雨が多いなどの特徴がある日本の気候が、1年かけて、
またその土壌を酸性にするからです。
石灰分は、雨に流れやすく、
日本は土壌は酸性になりやすいのだとか。
よって、
1年もすると、土壌は酸性に戻るので、
毎年石灰を必要量まく方が良いのです。
土壌のpH値を測定をしよう
とはいえ、年によっては、
また、場所によっては、
雨が少ない、その他日照条件や温度などなど、
気候によって
pH値がいつものように影響しないこともあるでしょう。
一番良いのは、
実際に、土壌のpH値を測定してから
石灰をまくかどうか、判断することです。
もし、測定してみて、アルカリ性によっている場合は、
石灰をまかなくてすみます。
pH値を測る方法は、いくつかあります。
・市販のpH試験紙を使う
(おおまかな測り方としては
乾いた土壌を規定量の水道水と混ぜて試験紙をしめらせ
その後、色見本と比べて判定する)
・デジタル土壌酸度計、酸度測定キットなどを使う
(測定器を購入して自分で測定する)
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・全農・YANMARなどの業者に依頼する
(「土壌分析」「簡易土壌診断」「土の健康診断」などという名称で
受け付けている所が多いです。)
それと、
畑に生えている雑草の種類からある程度予想することもできます。
・スギナ(つくし)
・オオバコ
・ギシギシ
・ヨモギ
などが生えていれば、
その畑は、酸性にかなり傾いているそうです。
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