種をまいて、ある程度苗が成長したら、
ポット上げを行います。
ポット上げとはそもそもなんなのか、
また、その注意点やポイントについて調べました。
ポット上げとは
ポット上げとは、種をまいて発芽させ、
ある程度成長した後に、ひとつひとつの苗をポットに移植することです。
まき床に、セルトレイやピートバンを使う方も多いと思いますが、
ある程度葉を出してくると、
そういう浅いタネまき資材で育てるには、苗にとって手狭になってきます。
苗どうしが牽制しあって、生育不良をおこさないためにも、
もう少し、広い場所へ移す必要がありますが、
花壇や鉢に移すには、まだ小さいので、
鉢よりも小さいポリポットに移すことが、
ポット上げをする理由です。
鉢上げ(はちあげ)ということもあります。
小さい状態の植物に対して大きすぎる鉢では
土の湿りぐあいが過度になってしまうことが多く、
そうなると
根張りが悪くなり、ひょろひょろと徒長してしまいやすくなるのだそう。
そのため、その時の苗の大きさにあった鉢へと
植えかえていくとよいのです。
ポット上げ(鉢上げ)をしている動画がYouTubeにありましたので
紹介させて頂きます。(音が出ます。)↓
菜園作業/春の育苗・鉢あげ移植(YouTube動画)
ポット上げの時期とは
一般には、本葉(双葉の次に出る葉)が3~4枚の頃が
ポット上げのころあいです。
本葉1~2枚のころに育ちが極端に悪いものを間引いても大丈夫です。
ポット上げの時期が遅くなると、
まき床で、肥料が足りなくなる他、
根が張りすぎて、土と根が固まってしまい、
ポット上げをするときに、
根を傷つけてしまうこともあります。
まき床によっては隣の苗と根が絡まってしまうことも。
ポット上げの注意点は
ポット上げの際のポイントは、
なるべく根を傷めないことです。
苗はそっと取り扱いましょう。
根を傷めてしまうと、
植物はストレスを受けることになり、
一時的に生長が遅れることもあります。
ポット上げの際は、ポットの真ん中に苗をすえ
根も広がりやすいようにするのもポイントのひとつ。
また、
ポット上げ後、
しっかり根が根付くよう、
根付くまでは強い風に当てないほうがよいともいわれています。
強い風が当たると、苗が倒れやすくなる他、
蒸散がすすみ、根からの吸水量がおいつかないためです。
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