和歌山県と三重県にまたがる熊野地方の郷土料理である、
めはり寿司。
葉っぱに くるまれた大きなおにぎりのように見えますが
その葉っぱは何の葉っぱか決まっているのでしょうか。
調べたところそれは
高菜の葉っぱでした。
正確には高菜の漬物(浅漬け)の葉っぱです。
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高菜には
・長崎高菜(長崎県など)
・三池高菜(福岡県など)
・久住高菜(大分県など)
などなど、色々な種類があり
種類によって違った特徴(色や縮みがあるなど)があります。
その中でも、めはり寿司に使われる高菜は、おおよそ
・青大葉高菜(三重県熊野市など)
・赤大葉高菜(三重県熊野市など)
です。
どちらも葉が大きく肉厚なのが特徴なので
めはり寿司のような大きさの
ごはんを巻くにはぴったりですね。
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めはり寿司とは
めはり寿司とは
もともと、熊野地方(和歌山県南部~三重県南部)で働く人の
お弁当として生まれました。
おむすびと漬物を一緒に、しかも片手で手軽に食べられるとのことから
このスタイルなのだそうです。
発祥が7世紀ころというから、驚きですね。
基本は白いごはんを高菜の漬け物で巻いたものですが
ごはんが酢飯だったり
刻んだ高菜やかつおぶしが中に具として入っていたり
少々タレがかかっていたり・・・と
店によってバリエーションがみられます。
・めはり寿司が大きいので、食べるときに目と口を開ける(張る)
・目を見張るほどおいしい
・源平合戦の時代に見張り役がよく食べてたから
というのが「めはり」という名前がついた由来だと
言われています。
東京でめはり寿司、めはり漬けが食べられるところ
このめはり寿司は
本場の熊野地方へ行けばお店で食べられますが
東京でも
・わかやま紀州館(千代田区有楽町 東京交通会館内)
・三重テラス(中央区日本橋 YUITO ANNEX内)
などの
アンテナショップでも、めはり寿司、めはり寿司用の高菜漬け(めはり漬け)を
購入することができます。(在庫や販売時期は要確認)
他、江東区の木場駅近く「Sette」
というお店でも食べられると聞きました。
食べログで、「東京都 めはり寿司」で検索してみても
口コミで結構出てきます。

私も食べるのはこれからですが
ごはんと漬物という組み合わせが
大好きな私にとって、たまらない逸品だろうなあと思います。
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