果糖の多い食品は、
・果物
・異性化糖を含む食べ物
の2種類が特に有名です。
果糖の多い食べ物1・果物
果糖は、果物に豊富に含まれます。
確認すると、果肉100g中
・りんご (5.5g)
・梨 (4g)
・びわ (5g)
・ぶどう (8g)
などが多く、
・すもも (2g)
・もも (2g)
・みかん (1.5g)
・柿 (2g)
・バナナ (2.5g)
などが少なかったです。
参考にしたサイト:食生活館(果糖のページ)など
果糖の多い食べ物2・異性化糖
果糖は、異性化糖からも摂取できます。
異性化糖(異性化液糖)とは、主にブドウ糖と果糖を成分とした天然甘味料で、
果糖が含まれる割合によって
・高果糖液糖 (果糖が90%以上)
・果糖ぶどう糖液糖 (果糖が50%以上90%未満)
・ぶどう糖果糖液糖 (果糖が50%未満)
の3つの名称に分類されます。
清涼飲料水や、たれ、氷菓(アイス等)などの加工食品によく使われていて、
例えば、
500mlの清涼飲料水に、
10%程度(50g)の果糖ぶどう糖液糖(果糖が50%以上90%未満)が
使われていた場合、
少なくとも果糖は25g程度含まれる計算になるかと思います。
この異性化糖が使われている加工食品かどうかは、
食品の成分表示を確認してみて下さい。
(成分表示一例↓)
量まで書かれているのは見かけませんが、
果糖が含まれているのを確認することができます。
果糖の特徴~果物は控えた方が良い?
果糖の働きには、
・ぶどう糖より少量で甘味を感じる(甘味料としては低カロリーで済む)
・冷やすと甘味が増す
・血糖値を上げない(代謝にインスリンを必要としないので)
など、ダイエットの助けになりそうな特徴がある一方、
・ほとんどが肝臓で代謝されるので、
過剰摂取すると一部が中性脂肪に変わりやすい
・満腹感を感じにくい
と、ダイエットするには障壁となるような働きもあり
果糖の取り過ぎは、肥満につながるデメリットの方が大きいとして
最近は、注意を促す動きもあるようです。
ただ、
果糖の摂取量を気にして
果物の摂取を極力控えた方が良いのかというと
果物を適量食べるにはほとんど問題がないとのこと。
なぜかというと
果物から果糖を摂取する場合、
果物からビタミンや食物繊維など他の栄養も一緒に摂取でき、
果糖の吸収もおだやかになるからだそうです。
医者などから注意を受けている以外は、
あまり気にしすぎる必要はありません。
果糖のデメリットを気にする場合、むしろ気をつけたいのは、
異性化糖から摂取する果糖の量です。
果物から摂取するよりも、
大量に果糖を摂取しやすく、
果物のような栄養バランスが成立しているのも少ないので
注意が必要になると言われています。
中性脂肪が気になっている方は、自分が食べているどんな加工食品に、
異性化糖は含まれているか、一度成分表示をチェックしてみると良いですね。
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