紫外線は窓際にいても浴びるのでしょうか。
日差しが強い季節になってきたので、
外へ出る時は、入念に日焼け止めを塗る方も多いですが、
室内だと無防備だという方も多いと思います。
室内にいても窓ガラス越しに
紫外線は透過してくるのでしょうか。
結論からいうと、紫外線の中でも
紫外線A派(UVA)は、一般的なガラスでも透過してきます。
紫外線の種類について
そもそも紫外線とは、
その波長の長さによりA波・B波・C波と分類されます。
C波はオゾン層で食い止められて地上には届きませんが
B波はオゾン層に吸収された残りが、地上まで届き
A波は全てが地上まで届きます。
日焼け止めは、
地上に届くA派(UVA)とB波(UVB)を防ぐためのものです。
A波(UVA)とB波(UVB)の違いは次の通りです。
●A波(UVA)の特徴
PA(Protection Grade of UV-A)が使われる
・5月から6月の晴れた日に最も強くふりそそぐが、
1年を通して注意が必要
・「生活紫外線」とも呼ばれる
・一般的なガラスや雲を透過し、室内・社内にも届く
・肌へのダメージはシミ・シワ・たるみなどで、
肌への浸透力が高く、表皮だけではなく真皮まで届く
・地上に届く量が多い
●B波(UVB)の特徴
SPF(Sun Protection Factor)が使われる
・ふりそそぐピークは7~8月とされ、
冬(10~3月頃)は比較的少ない
・「リゾート紫外線」とも呼ばれる
・一般的なガラスは透過しないが、
炎症を起こす力はUVAの1000倍とされる
・肌への影響としては、
シミ・日焼け・炎症・皮膚がんの原因などで
肌へは真皮まで届かず、表皮で散乱する
このうち、紫外線A波が、一般的なガラスを透過するので
室内でも紫外線対策が必要なのです。
屋内の紫外線対策
紫外線A波を防ぐために、
屋内での紫外線対策についてご紹介致します。
買い物や外での洗濯などの日常生活では
「PA+」~「PA++」の効果があれば良いと言われているので、
女性なら簡単なのは、
化粧水や乳液など、
基礎化粧品にUVカット効果があるものを使うことです。
これなら、洗顔したあとに
習慣づいてる方が多いので、ストレスなく続けられるのではないでしょうか。
汗をかきやすく、塗り直す必要があるなら、
スプレー式やパウダー式の日焼け止めや長袖の着用も簡単です。
化粧品であまり肌に負担をかけたくないという方は、
・ガラスに貼ることのできるUVカットフィルム
・日よけ効果のあるサンシェード
・長袖の着用
などで、紫外線を屋内に入れない工夫もおすすめです。
紫外線はビタミンDの合成するなどの役割もありますが、
長い時間、大量に浴びると良くありません。
A波を測定できる紫外線チェッカーなどで
一度屋内を測定してみるのも良いかもしれませんね。
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